スタンドアップパドルドルサーフィン外傷について

スタンドアップパドルサーフィン大会での

メンテナンスサポート活動と大会活動に伴う集計

スタンドアップパドル・サーフィンについて

スタンドアップパドル・サーフィン通称サップ(SUP)は意外と歴史は古く1960年代にハワイのワイキキにてサーフィンの練習として活用していたのが始まりとのことです。通常のサーフィンとは異なり板の上に立った状態のままパドルを使い波の穏やかな日にクルージングや釣りをしたり、波のある日にはサーフィンとしても楽しめるウォータースポーツです。近年ここ湘南でも海でサップを見かけることが多くなりました。競技としては6キロや8キロ、長い距離では18キロなどを漕ぎ順位を競うレース形式からサーフィンと同様ジャッジメントによる技による点数形式とが大きくわけてあります。

当サルビア整骨院の活動について

当サルビア整骨院では様々なスポーツの現場にてマッサージやストレッチ、テーピングなど試合前、試合後のメンテナンスやコンディショニングをおこなわせていただいております。今回“マイナビSUPジャパンカップ茅ヶ崎2018”にて選手の方をサポートさせていただきましたのでご紹介させていただきます。

統計について

スタンドアップパドル・サーフィンによって違和感や痛みが発生した部位別統計として

男女ともに腰が最も多く、次いで男女ともに肩となりました。

 

上記の図のように当整骨院ブースを活用した選手は3日間でのべ84名の方にご利用いただきました。

男女とも最も多く痛みや違和感などをうったえていたのが腰となりました。次いで男女ともに肩に対する症状を訴えているという統計となります。競技年数別にも統計をおこないましたが、競技別と性別での差は見受けられませんでした。大変多くの方に当整骨院ブースをご利用いただきまして誠にありがとうございました。

多くのスタンドアップパドルの選手をマッサージなり、ストレッチなりおこなわせていただき一番感じたことは腰や肩が痛いまたは筋肉が緊張していると訴えている選手はみな胸椎関節の可動域が狭いまたは前鋸筋に左右差が強いと感じました。やはりパドルで長い距離を左右で漕ぎ続けるという競技特性上左右差などが生まれてしまうことは仕方がないとは思いますが、より左右差が少ないことで体への負担が少なくなると考えられます。また、腕だけで漕ぎ続けるのは困難なため体を大きく使うため腰や肩などにも負担が加わるのではと考えられます。しかしヘルニアや分離症など骨に関する重症な疾患は徒手検査と問診では見受けられませんでした。

 

スタンドアップパドル・サーフィンでのケガについて

サップでケガをする原因で最も多いのは

板が自分の体に当たって負傷する

マイナビSUPジャパンカップ茅ヶ崎では大きなケガはそこまで多くなかったのですが、突発的なケガとしてブースに来られた方は肋骨の痛みやふくらはぎの痛みでこられました。スタンドアップパドル・サーフィンの板はとても大きく、空気で膨らませるインフレータブルという物とサーフィンと同様硬い樹脂でできたハードボードの2種類が大きく分けてあります。そのハードボードが波により自分の体に当たり負傷するといった原因がスタンドアップパドル・サーフィンの場合最も多く、岸に近い波打ち際などで板がめくり返された際に最も負傷する確率が高いと考えられます。また海は風を遮る建物がないため南風などの時は強く風が吹きます。その風に板が煽られ自分に当たり負傷するケースも存在します。

大会でのボディーメンテナンスの様子

まとめ

スタンドアップパドル・サーフィンは幅広い年齢層に無理なく続けられるスポーツと思います。有酸素運動としても効果が実証されている健康増進にもとても有意義なスポーツの一つです。しかし、統計でもご覧いただきましたが突発的なケガは少なく疲労などの積み重ねによるケガや痛みの発症が多いのが特徴のスポーツといえます。そのため、普段からのメンテナンスとしてストレッチやセルフマッサージなどを行うことで長く有意義に楽しめると思いますので、皆さんも日頃のメンテナンスを心がけてみてください。